読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

shiwakucha’s diary

松本が好きで移住し、ママになった私の育児奮闘記です。 妊娠出産時のこと、日々の松本の景色を織り交ぜてつづります。

おっぱいの変化 哺乳類としての自覚

出産したらおっぱいが出る身体になっているのには驚きました。

私が出産した病院は産後母子同室、母乳推奨でした。

出産後二時間は分娩台に乗ったまま休むようにとのことで、ゆっくりしていました。産まれてすぐの赤ちゃんを胸に抱くカンガルーケアをしたり、胎盤を見たり、夫のお母さんが持ってきてくれたバターロールを食べたり(助産師さんから食べていいですよといわれたので!)。

その後個室の病室に移動。しばらくして助産師さん(別の方)が病室に来て、生まれたてのベビーにおっぱいを飲ませるよう指導。初乳を飲ませるのが大切らしいです。

ふにゃふにゃのベビーにどうやって飲ませたのか、よく覚えていません。その後三時間おきにおっぱいを飲ませるように、出なくても吸ってもらうことが大切、とのこと。時間になると助産師さんが様子を見に来ました。

三時間おきと言っても、授乳に一時間半くらいかかるので、眠れるのは一時間ちょっとあるかないか。「産後は眠れないよー」と最後の検診の時に先生から聞いてはいましたが、産後いきなりこんなにハードなの?この細切れの睡眠は何?もともと寝るのが大好きな私には信じられないような状況。

産後二日目の夜に担当だった助産師さん(優しく美しい人でした)は、おっぱいを開腺させないと母乳が生成されて詰まって痛くなるからと言い、私の乳首を左右各100回以上つねりました。「痛いよね、ごめんね」と言いながら、ぎゅっぎゅっと。い、いたい、、出産時の痛みとは次元が違う違うけれど、結構痛い。泣きそう。そして少しずつ、ポタリポタリとクリーム色の液体が滴り落ちてきて、小さなプラスチックカップに溜まっていきます。これが搾乳です。ベビーが上手に吸えない時は搾乳したものを飲ませましょうとのこと。

そう、いざ飲ませようとしてもはかなげなベビーは寝がちで、おっぱいに吸い付かないのです。寝ているベビーを足の裏や脇をくすぐって刺激して起こします。なんとか飲もうとしてくれても、とにかく吸い付かせるのが難しい。私もベビーも初めてのことでうまくいきません。私はどう抱くとベビーが飲みやすいのかさっぱり分からず、助産師さんにアドバイスされながら、何通りかの抱き方を試行錯誤。授乳って、何気なくポッと口に含ませているだけだと思っていましたが、ベビーの口と私の乳首のドッキングがこんなに難しいとは。絶妙なタイミングがあるのですね。ベビーが女の子なのもあるのか。男の子は吸う力があると聞いたこともありますが。

ベビーが上手に吸えるようになるまでは、搾乳をたくさんしました。そのため乳首がしびれ、頭までしびれて、全身がぼわーっとして、自分がおっぱいそのものになったかのような感覚に。ほんとに。

でも吸ってもらうのが大切とのことで頑張って吸わせていたら、左の乳首が切れて傷に。これがまた痛い。。ピュアレーンという薬を塗って、ラップをして対応。乳首にラップって、ギャグみたいなことに。。しかも助産師さんによって塗る派、塗らない派がいて、戸惑う。

この後搾乳生活はしばらく続き、自分は牛になったのかと思えてくる。毎回の授乳前に絞るのですが、前傾姿勢肩での作業なので、首、肩、背中がバリバリに凝る。そのうち手首も痛くなって(ひと月くらい痛かったです、腱鞘炎ですね)、病院で温湿布を借りる。

そもそも出産で骨盤がガタガタになり歩くのはノロノロと幽霊のような足取り、傷も痛く、寝れないし、全身ズタボロでした。

出産後のおっぱいの変化を通して、自分が哺乳類という種であり、赤ちゃんにおっぱいを飲ませるのが命をつなぐ大切な行為であるということを、初めて、自覚。

一連の大変さも過ぎてしまえば笑い話にできるし、いい思い出とさえ思えてきますが、渦中はかなり、つらい。妊娠出産は、未知の世界の連続。夫や家族のサポートでなんとか乗り越えました。こうした支え合いは哺乳類の中でも人類ならではのことなのかな、と思い、間もなく産後4ヶ月を迎えます。