高野悦子『二十歳の原点』

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE

高野悦子さん『二十歳の原点』は、高校時代、現代国語の先生の紹介で知りました。

国語の教科書に載っている、清く正しく美しく、的な文章の抜粋には興味が持てなかった時、若い高野さんの鬱積した思いが日記のようにつづられているこの本はとても暗く、当時の自分の暗い部分を投影することができ、救われた記憶があります。読書の喜びを教えてくれた一冊です。